・FX自動売買のトラリピってどれぐらい稼げるの?
・どんな設定にすればいいの?
こういった疑問を解決できる記事になっています。
トラリピとはFXの自動売買の仕組みで資金に見合った設定さえすれば、あとはほったらかしで資産運用ができます。
トラリピの魅力はリスク管理さえきっちりできていれば、相場感は不要でチャートも気にせず不労所得を獲得できることです。
私はトラリピを初めて19ヶ月になります。
元本1,700万円で運用しており実現損益の累計(実際に決済された利益)は+13万円です。
本記事の内容
- トラリピ 2023年1月(19ヶ月目)の収益
- 毎月の利益と投資元本
- 運用中のトラリピ設定
- トラリピが長期運用に向いてる理由
投資で不労所得を得ることができれば生活が楽になり、将来の金銭的な不安を減らすことができます。
この記事では私が運用しているリアルなトラリピの設定および実績を公開しているので、あなたがこれから投資を始めたいと考えてるならぜひ参考にしてくださいね。
トラリピ 2023年1月(19ヶ月目)の収益
2023年1月の実現損益は +154,806円になります。
2021年7月から2023年1月(19ヶ月)までの損益は以下になります。
- 実現損益累計:+129,455円
- 評価損益:-3,998,504円
- 実利益:-3,869,049円
- 実現損益 — 実際に決済された損益
- 評価損益 — 「含み損」とも言われ保有しているポジションを今、決済したらどのくらいの損益になるかというもの
- 実利益 — 実現損益 と評価損益(含み損)を合わせた実際の利益です。
昨年の損切りの影響でマイナスだった実現損益がやっとプラスになりました。
とはいえ、実利益はまだまだマイナスなのであせらずコツコツ積み上げていきたいと思います。
今月の振り返りです。
米CPIに合わせてドル円を損切り
1月12日の米CPIに合わせてドル円を一部損切りをしました。
ただタイミングが難しく底値のかなり手前でした。やはり相場を読むのは難しいですね。
それでも含み損がかなり減り維持率も一時は400%台に。
EUR/USDの攻めの設定
基本的に、裁量のトレードはしない方針です長期ファンダメンタル要因の設定は場合のよって取り入れていきます。
現在はドル安を想定しての EUR/USDのロング(買い)の設定をしています。
何度か見直して設定したのできれいなレンジでの設定になってませんが 1.02988 ~ 1.10163 に43本仕掛けてます。
FRB(米国中央銀行)は利上げの打ち止め、ECB(欧州中央銀行)は利上げ継続が予想されてるのでEUR/USDはまだまだ上昇すると期待しています。
ただこちらもマイナススワップが大きいので様子見ながら決済検討します。
今後の運用
基本は相場で生き残ること。
無理な設定はせず運用するのが2023年のトラリピ方針です。
現在のネックはドル円の含み損、まだ210万円ほどあるんです。
円高ドル安になって決済されるまでほっときたいけど、マイナススワップが大きいんですよね。
上記、EUR/USDの利益が相殺できるぐらい上がってくるのが理想ですが、そううまくいくか?
過度な期待はせずに損切りも覚悟のうえ状況に応じた判断をしたいと思います。
毎月の利益と投資元本
2021年7月からトラリピ運用を始めていますが、どれぐらいの元本で運用しているかまとめました。
毎月の利益、評価損益と合わせて参考にしてください。
運用月 | 投資元本 | 利益 | 評価損益 |
---|---|---|---|
2021/07 | 10,000,000 | 85,725 | -58,271 |
2021/08 | 10,000,000 | 141,713 | -181,181 |
2021/09 | 10,000,000 | 122,022 | -164,110 |
2021/10 | 10,000,000 | 155,417 | -710,913 |
2021/11 | 10,000,000 | 188,128 | -464,050 |
2021/12 | 10,000,000 | 171,356 | -583,356 |
2022/01 | 10,000,000 | 164,703 | -599,668 |
2022/02 | 10,000,000 | 186,589 | -540,227 |
2022/03 | 11,000,000 | 316,859 | -2,702,104 |
2022/04 | 13,000,000 | 202,704 | -4,982,354 |
2022/05 | 13,000,000 | 209,714 | -4,855,807 |
2022/06 | 13,000,000 | 78,287 | -6,682,112 |
2022/07 | 13,000,000 | 105,337 | -5,711,874 |
2022/08 | 14,000,000 | 355,977 | -8,787,756 |
2022/09 | 17,000,000 | 77,237 | -10,567,424 |
2022/10 | 17,000,000 | -3,206,609 | -8,293,158 |
2022/11 | 17,000,000 | 298,860 | -6,125,164 |
2022/12 | 17,000,000 | 300,208 | -4,148,320 |
2023/01 | 17,000,000 | 154,806 | -3,998,504 |
投資元本
元本1,000万円でスタートしましたが、2022年3月ごろから円安影響で証拠金維持率が極端に下がってきました。
ロスカットを回避するため計700万円を資金追加しています。
円安が解消され証拠金維持率が戻ってくれば様子を見ながら追加分の700万円は出金する予定です。
利益
2022/10に円安がピークで損切りを実施しています。
損切りしなければ、毎月の利益の目標は+20万円が目標。これから損切り分を取りもどしたいですね。
しばらくは試行錯誤しながらトラリピの設定など方針を決めていく予定です。
当然、利益は上げたいですがそれ以上にリスク管理を徹底することが優先です。
評価損益
去年の円安の影響でまだ大きな含み損を抱えた状況です。
本来、為替は長期目線で右肩あがりに上昇し続けるものでなく一定の範囲内で上がり、下がりを繰り返すものなので評価損益もそれに合わせ増える、減るを繰り返します。
今年はドル安が予想されるので含み損が減っていくこと期待しています。
運用中のトラリピ設定
現在、6通貨ペアでトラリピ運用しています。
戦略はハーフ&ハーフを採用しています。
ハーフ&ハーフ戦略とは
仕掛ける範囲(=レンジ)の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛ける戦略の名称です。
為替はレンジ相場と言って一定の範囲内で上がり、下がりを繰り返すという規則性に適した戦略と言えるでしょう。
ハーフ&ハーフ戦略のメリットはレンジの半分の資金で運用できることです。
デメリットはレンジを突き抜けるリスクが売りと買いの双方にあることです。
私は相場を気にせずほったらかしで運用できるよう広いレンジに設定を組んでいます。
ハーフ&ハーフ戦略についてはマネースクエアの公式サイトに分かりやすい説明が載っているで参考にしてください。
私のトラリピ設定を公開
私は6通貨ペアをハーフ&ハーフ戦略で設定しています。
設定内容は以下になります。
注文金額はいづれも0.1万円の最小単位で設定してます。
通貨ペア | 売買 | レンジ | トラップ値幅 | トラップ本数 | 利益値幅 |
---|---|---|---|---|---|
EUR/JPY | 買 | 90.1円~120.0円 | 0.1円 | 300本 | 1.0円 |
売 | 12.1円~150.0円 | 0.1円 | 300本 | 1.0円 | |
EUR/GBP | 買 | 0.8005ポンド~0.8800ポンド | 0.005ポンド | 160本 | 0.007ポンド |
売 | 0.8805ポンド~0.9600ポンド | 0.005ポンド | 160本 | 0.007ポンド | |
AUD/NZD | 買 | 1.0004NZD~1.0700NZD | 0.0004NZドル | 175本 | 0.01NZドル |
売 | 1.0704NZD~1.1400NZD | 0.0004NZドル | 175本 | 0.01NZドル | |
NZD/USD | 買 | 0.501ドル~0.700ドル | 0.001ドル | 200本 | 0.007ドル |
売 | 0.701ドル~0.900ドル | 0.001ドル | 200本 | 0.007ドル | |
CAD/JPY | 買 | 70.1円~95.0円 | 0.1円 | 250本 | 0.8円 |
売 | 95.1円~120.0円 | 0.1円 | 250本 | 0.8円 | |
USD/CAD | 買 | 1.201CAドル~1.300CAドル | 0.001CAドル | 100本 | 0.008CAドル |
売 | 1.301CAドル~1.400CAドル | 0.001CAドル | 100本 | 0.008CAドル |
通貨ペアの選定理由
トラリピを始めたときは鈴さん(@semiritaia_suzu)の設定を完コピしました。
運用を始めてからは自分の考えも取り入れ通貨ペアの見直し、レンジの変更をしています。
運用開始した時の通貨ペアは以下の9通貨ペアでした。
- USD/JPY
- EUR/JPY
- EUR/GBP
- AUD/JPY
- AUD/USD
- AUD/NZD
- NZD/JPY
- NZD/USD
- CAD/JPY
見てわかるよう9通貨ペア中、円(JPY)が絡んだ、通貨ペアが5つもあります。
そのため2022年3月頃からの急激な円安で一気に含み損が増えました。
リスク分散ができてないことを反省し、1つの通貨に偏らないよう通貨ペアを見直しました。
現在、運用している通貨ペアは以下になります。
通貨ペア | 設定内容 |
---|---|
USD/JPY | トラリピ設定を削除 既存ポジションの含み損あり |
EUR/USD | 買いの設定のみ |
EUR/JPY | ハーフ&ハーフ |
EUR/GBP | ハーフ&ハーフ |
AUD/NZD | ハーフ&ハーフ |
NZD/USD | ハーフ&ハーフ |
CAD/JPY | ハーフ&ハーフ |
USD/CAD | ハーフ&ハーフ |
USD/JPY についてはトラリピの設定を取り消してますが前の設定の影響で含み損抱えてます。
トラリピが長期運用に向いてる理由
FXといえば一攫千金が狙えるギャンブル的要素の強いイメージがありますよね。
確かにそいうった実例もありますが私が運用しているトラリピは長期運用でコツコツ利益を積み上げていくものになります。
なぜ長期運用に向いてるか説明しますね。
為替はレンジ相場を形成する
FXで利益を出すには為替の値動きに合った運用をする必要があります。
為替の値動きを理解するうえで株(インデックス投資)と比較してみましょう。
株(インデックス投資)は長期的にみて右肩上がりで上昇し続けます。
これは過去の実績からもアメリカをはじめとする世界の経済は成長を続けるという見方が強いからです。
この場合、なにも考えず株(インデックス投資)をコツコツ積立て購入することが効果的です。
一方、為替はレンジ相場と言って一定の範囲で値動きを上下に繰り返します。
為替はUSD/JPYといった2つの通貨の強弱によって決まるので株(インデックス投資)のように上昇し続けることはありません。
これは短期も長期も同じです。
短期でみると小さい値幅で上下に繰り返しています。
長期でみると大きな値幅で上下に繰り返しています。
下記は私がトラリピで運用している通貨ペア EUR/JPYの2000年からの為替チャートになります。
約20年間の間で値動きを上下に繰り返してることが分かります。
トラリピで相場を予想せずコツコツ利益を積み重ねる
為替はレンジ相場と言って一定の範囲で値動きを上下に繰り返すことは理解できたと思います。
とはいえ、一定の範囲内でいつ上がる、いつ下がるという予測は難しいです。
なぜなら為替はお互いの国の経済情勢・貿易・政策金利・政治など、色んな要素が影響し合って変動するからです。
なので裁量(自分の判断)で売買せず、トラリピの自動売買で小さな利益をコツコツ積み重ねることがFXで利益をだす最適な方法だと思っています。
トラリピとはトラップリピートイフダンの略式名称です。
ハーフ&ハーフ戦略
為替の値動きとトラリピについて理解したうえでどのような戦略でトラリピを運用していくか決める必要があります。
私の戦略は長期運用を前提としたハーフ&ハーフです。
私が運用している通貨ペア EUR/JPYを例に説明します。
過去20年のチャート図からおおよそ90円~170円の間で推移しています。
リスクはありますがリーマンショック後の170円はイレギュラーな異常値だいう判断で除外し、90円~150円のレンジ相場だと仮定しました。
ハーフ&ハーフ戦略は仕掛ける範囲(=レンジ)の上半分に売りのトラリピ、下半分に買いのトラリピを仕掛ける戦略です。
なのでEUR/JPYの場合、
- 90.100円 ~ 120.000円の範囲に買い
- 12.100円 ~ 150.000円の範囲に売り
- それぞれ300本、計600本の注文を仕掛けています。
赤い範囲が買い注文、青い範囲が売り注文になります。
何度も言うよう、為替はレンジ相場で動くのでどれだけ下がっても、長期的にはレンジの中間である120円に戻ってくる想定です。
同様にどれだけ上がってもいづれは120円に戻ってくるという想定です。
含み損については中間値の120円から離れるほど増えることになります。
為替は120円を中間点にして上下を繰り返すことになるので含み損も値動きに合わせて増えたり減ったりを繰り返します。
逆に決済についてはトラリピ設定により狭いレンジ内での上下の繰り返しでコツコツ利益を積み重ねていくことになります。
含み損は増えたり、減ったりするけど決済利益は増え続けることになります。
これがトラリピの長期運用(ハーフ&ハーフ戦略)における利益のでる理由です。
運用当初は決済利益より含み損の方が大きくマイナスになる時もあります。
しかし運用期間が長くなればなるほど決済利益は増え続けるので長期で見て確実に利益をあげることができます。
トラリピ運用の注意点
ハーフ&ハーフ戦略を長期運用したからといって必ず勝てるわけではありません。
トラリピ運用するうえで以下についてご注意ください。
- じっくり待つこと
- ハイリスクな設定にしないこと
- 資金管理を徹底すること
- 複数通貨ペアでリスク分散すること
じっくり待つこと
相場の動きが少なく利益があまり出ない時もあります。
運用初期のころは決済利益より含み損の方が大きくマイナスになる時もあります。
トラリピは小さい利益をコツコツ積み上げていき長期目線で利益を出す考えなので利益が少ない時期があってもあせらずじっくり待ちましょう。
ハイリスクな設定にしないこと
トラリピを仕掛けるレンジを狭くして本数を増やすなど設定次第でハイリターンが可能になります。
しかし逆に為替がレンジを突き抜ける確率が高くなりハイリスクとなります。
ローリスク、ローリターンになりますがレンジは広めにしてコツコツ利益を積み上げることをお勧めします。
資金管理を徹底すること
トラリピには「トラリピ資産運用表」や「リスクシミュレーション」といったリスク管理のためツールが用意されています。
トラリピに限らず投資において資産管理はもっとも重要なリスク管理です。
為替が想定外の要因でレンジを突き抜けることも十分ありえます。
その場合、いくらになったらロスカットになるのか把握する必要があります。
また対応法についても幾つかあります。
- 今までの利益と相殺してプラスなので損切する。
- 追加資金を投入する。
- 両建てにして含み損を固定する
など、もしもの場合の対応をあらかじめ考えておきましょう。
いざその時になったら冷静な判断はできないものです。
複数通貨ペアでリスク分散
複数の通貨ペアを同時に運用することで、含み損を分散することができますよ。
為替相場はレンジ(上がったり、下がったり)を形成しますが全ての通貨ペアが同じタイミングで同じ動きになることはありません。
複数の通貨ペアを運用することで、
- USD/JPYは下落
- EUR/GBPは上昇
- AUD/NZDは変動なし
といった動きになる可能性が高くリスクを分散しながら利益を積み上げていくことが可能になります。
ただし注意点があります。
USD/JPY、EUR/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY
といった複数通貨ペアといいながら同じ通貨(円)が絡むようなペアだとリスク分散の効果はありません。
これは過去の私の反省点でもあります。
インフレ対策で全世界が利上げを行ってる中、日本だけが金融緩和を継続し極端な円安になった2022年のようなケースです。
トラリピの対象通貨ペアでクロス円を5つも運用していたためかなりの含み損を抱えた状態になっていました。
複数通貨ペアでリスク分散を図るには1つの通貨に偏らないようすることが重要です。
トラリピを始めるには
先ずは、マネースクエアに口座開設する必要があります。
トラリピの口座開設のやり方は以下の記事で画像付きで解説してるので参考にしてください。
まとめ
トラリピ 2023年1月(19ヶ月目)の収益
2023年1月の実現損益は +154,806円になります。
2021年7月から2023年1月(19ヶ月)の損益は以下になります。
- 実現損益累計:+129,455円
- 評価損益:-3,998,504円
- 実利益:-3,869,049円
為替はレンジ相場で動くのでハーフ&ハーフ戦略だと含み損は増えたり、減ったりするけど決済利益は損切りがなければ増え続けることになります。
これがトラリピ長期運用における利益のでる理由です。
リスク管理、資産管理ができていればトラリピは確実に不労所得を生み出す優秀な投資法です。
このブログで等身大のトラリピ運用の情報を発信していくので、ぜひ参考にしてください。
この記事がお役に立てたら幸いです。